「全体的に音がこもる・・・」
「音に迫力がでない・・・」
「音圧が上がらない」
「ボーカルが埋もれる」
本日はこのようなお悩みにお応えしていきます。
この記事を読むことで次のようなメリットがあります。
- 音がこもる理由を理解し、改善できる
本記事では、音がこもる理由を分かりやすく解説するだけでなく、センスや経験を必要としない誰でもカンタンに改善できる方法をご提案するため、初心者でも音のこもりを改善できるようになります。
ミックス初心者が最初に知っておきたい音がこもる理由
「音がこもる」「音圧が上がらない」その原因は様々なものが考えられますが、ミックス初心者に最も多いのはマスキングです。
マスキングとは、次の図のようなイメージです。

なんかもう色々ゴチャゴチャしていて音を聞かなくても聴きづらいですね。
そして、円が重なっているところは共存せず打ち消しあってしまい、これが音をこもらせる原因となります。これがマスキングです。
では次の図を見てください。

こちらはマスキング対策された音源のイメージです。
※分かりやすくするため、少し極端な図にしています。
このように周波数帯域をEQで整理することでスッキリ聞かせることが可能になります。
また、マスキング処理しているかしていないかでは、マスタリング段階でかけるコンプやリミッター、 マキシマイザーのかかり方も変わり成果物に大きな差が生まれます。
ですので、スッキリしたミックスを実現するためには①エフェクトで目的の音を作り②EQによる他の音とのマスキング対策という二段階の工程が必要になるのです。
音のこもりを改善する方法
マスキング検知機能を使ってマスキングしている帯域を確認し、削っていきます。
具体的な方法は以下の記事で解説していますので、是非ご覧ください。
【初心者向けボーカルミックス講座】音がこもるのを防ぐ手順【第二回】
まとめ
というわけで今回は音がこもる理由とその改善方法を解説していきました。
これを知っているか知っていないかでは、ミックスの完成度に大きな差がでます。
音のこもりに悩まれていた方は是非試してみてください。
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